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zoom RSS 喜劇的・悲劇的 篇

<<   作成日時 : 2009/05/01 00:39   >>

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2009年4月30日  

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国立能楽堂の中庭。地面の苔の色も瑞々しく緑がいっぱい。


先週末は、天気も気温も大波賞でした。
25日の土曜日は、一日中雨が降り続き、気温も低くて10度台の前半、つまり12〜3℃に留まりましたが、26日の日曜日は、台風一過のような晴天になり、気温も上昇して上着がいらない汗ばむ気候、多分22〜3℃になったのではないでしょうか。

その土日、当方和洋のそれぞれなかなか充実した公演・コンサートに出掛けました。
25日(土)は、国立能楽堂で「萬狂言 春公演」
26日(日)は、新交響楽団のコンサートでマーラーの交響曲第6番イ短調「悲劇的」

国立能楽堂には今回初めて行きました。場所は千駄ヶ谷駅から徒歩10分という所にあります。

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雨で足元が悪いので、和服の方は大変だ。

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ロビーも格子を目立たせて和風。また両脇に橋掛かり風なアプローチがある。

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立派な舞台。

今回の公演は、野村万蔵の一門会的な催し物で、演目は
 ・ご挨拶(野村万蔵)
 ・粟田口
 ・魚説法
 ・三人片輪

この中では、最後の「三人片輪」が一番面白かった。その粗筋は…
有徳人(お金持ち)が、片輪者(身障者)を雇うという告知を高札に掲げます。これを見た博打打ち三人が、それぞれ片輪になりすまして雇われようとやって来ます(最近、良い目が出ず、くすぶっていると言うわけ)。

最初の人は座頭になりすます。座頭市と言うように、盲目の人ですね。竹の杖で周りを探りながら、こわごわ歩くまねをします。有徳人の家に着いて案内を請うと、有徳人が親切に杖の先を持って先導して中に入れてくれます。座頭は、不憫に思った有徳人に採用されます。

次はいざり。つまり足が不自由な人。これを漢字で書くと「躄」。出て来る時には普通に歩くのですが、橋掛かりの途中からあぐら座りになり、両腕で身体を支えて、ギッタンバッタン前進します。(昔、いざりと言うと、小さな台車に乗って棒で地面を押して進んだようなイメージがありますが、狂言では、そういう道具は使わないようです。) これも勿論採用。

最後の三人目はおし(漢字では「唖」)。これも出てくる時には普通に喋っているのが、橋掛かりの途中から「あう、あう。」の声になり、拍子木のような二本の棒を叩いて相手とのコミュニケーションを図ります。これも文句なく採用されます。

丁度有徳人が出掛けると言うので、三人はそれぞれ酒蔵、銭蔵などの番人の役目を仰せつかります。雇い主がいないとなると、三人はお互い博打で知った同士、酒蔵から酒を出し宴会を始めてしまい、おしが謡を歌ったり、いざりが舞を舞ったりして大騒ぎ。

そこへ主人が帰宅し、これを見つけてカンカン。(三人は、パニックのあまり自分が何の片輪になりすましていたのか忘れてしまい、座頭はおしのまねをし、おしはいざりのまねをし…、という部分がおかしい)。有徳人は三人を捕まえようとし、「やるまいぞ、やるまいぞ。」と追いかけますが、三人はそれを尻目に逃げて行きます。

・・・と言う、現代のドラマ(TV、舞台、映画)では考えられない内容。伝統芸能だからこそ許されるんでしょうね。そもそもタイトルからして、今の作家ではビビッて使えない単語が含まれている。いわんや内容においておや。(例えば、NHKでは伝統芸能を割合良く放送するけれど、この作品を採り上げることは可能なのだろうか。 ― 因みに web で調べてみたら、NHKの総合で1955年4月29日に放送されている。54年前の天皇誕生日を寿ぐ番組として放送されたのだろうか。多分、それ以降は人権意識の高まりとともに自粛しているのだろう。)

この狂言は、ところどころにくすぐりがあり、ついつい笑ってしまうのだが、この種の笑いは大人になって以来笑ったことがなかったので、何か懐かしさと後ろめたさとがない交ぜになったような、不思議な気分を味わうこととなりました。

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これ本物かなぁ。

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千駄ヶ谷駅のホームにあった将棋の駒の水飲み場。(王将の字を書いた大山康晴さんが近所に住んでいたのだろうか。)


翌日曜日に聴きに行ったコンサートの会場は池袋の東京芸術劇場大ホールでした。池袋は当方の住まい致す横浜から結構遠い…が、今回は遠出をした甲斐がありました。
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大ホールに上がっていく大エレベーター。一気に5階まで行ける。

マーラーの交響曲第6番イ短調「悲劇的」という壮大な、そして長大な(全曲約1時間20分くらいかかる)難曲を高関健さん指揮のもと、新交響楽団(アマチュア・オーケストラ)が大熱演しました。

当方、このコンサートで三つの初体験をしました。
@これだけ大編成のオーケストラを聴いたことがなかったのではないか。
 特に金管。ホルンが8本、トランペットが6本並ぶと壮観です。
Aコンサートホールでハンマーを打つのも初めて聴いた。第4楽章で2回、ここぞと言う
 ところでハンマーをどしん、と叩く。
B曲の途中でオーケストラがチューニングをするのを聞いたのも初めて。
 第3楽章と第4楽章の間にやりました。長い曲では、途中で音程が変わってしまう
 ことがあるので、必要に応じて行うらしいのですが、当方は初めてでした。

素晴らしい演奏だったと思いますが、マーラーが何故あそこまで曲を長くする必要があったのかは分からず終いでした。(飽きはしなかったけど、やっぱり長い。)


最近の花では ・・・ 今、一番勢いがあるのは、花水木かな。
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今年の白、と

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今年の紅。


Nick@前の記事から二週間もご無沙汰してしまった(すみません

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